変形性股関節症と向き合うために ― 今からでも間に合う改善方法―

2025.11.25

こんにちは!
福島県いわき市にある整体院【JITANBODY整体院 いわき】です。

「歩き出すと股関節がじんわり痛む」
「階段の昇り降りがつらい」
「靴下を履く動作がしにくくなった」

こうした不調が続いている場合、変形性股関節症の可能性があります。
今回は、この症状がどんな状態なのか、そしてどのように向き合えば良いのかを簡潔にお伝えします。

 

< 変形性股関節症とは?>

変形性股関節症とは、股関節のクッション役である軟骨がすり減ることで、痛みや動きづらさが生じる状態を指します。
特に中高年の女性に多く見られ、年齢による変化や生活習慣の影響が大きく関わっています。

主な要因としては、
・加齢による変化
・体重の負担
・姿勢の乱れや歩き方のクセ
などがあり、先天的に股関節の受け皿が浅い「臼蓋形成不全」の方は、より症状が進行しやすいと言われています。

症状が進むと、
・歩き始めの痛み
・長時間歩けない
・立ち上がるときの鋭い痛み
・前かがみ動作がつらい
など、日常生活に大きなストレスがかかります。

ですが、「もう治らない」と思い込む必要はありません。
身体の使い方を整えることで、症状が和らぐケースは多くあります。

 

<なぜ痛みが出るのか?>

股関節の痛みは、軟骨の減少だけが原因ではありません。
実は、筋肉の硬さや体のバランスの崩れによって、痛みが強く出ている方が非常に多いのです。

たとえば、
・お尻の筋力が弱い
・太ももの前側の緊張が強い
・足が内側にねじれるクセがある
こうした状態が続くと、股関節に偏った負荷がかかり、痛みが出やすくなります。

つまり、
「軟骨がすり減っている=改善しない」
というわけではありません。

筋肉の状態を整え、負担のかかるクセをなくすことで、痛みが大きく軽減するケースは少なくありません。

 

< 整体でできるアプローチ>

整体では、股関節だけでなく身体全体のバランスを見ることを重視します。
痛みの出ている部分だけをケアしても改善が続かないため、次のようなポイントを中心に施術を行います。

● ① 筋肉の柔軟性を取り戻す

お尻・太もも・股関節まわりの筋肉をゆるめ、関節が動きやすい状態を作ります。

● ② 骨盤の傾きを整える

骨盤が前や後ろに傾いたままだと股関節に負担が集中するため、正しい位置へ近づけることが大切です。

● ③ 正しい体の使い方を身につける

歩き方・立ち方・階段の上り下りなど、日常動作のクセを改善し、再発を防ぎます。

股関節は“身体の中心”に位置するため、
腰・膝・足首との連動も整えることで、より効果が出やすくなります。

 

< 実際に整体を受けた方の例 >
ケース①:立ち上がる時に痛みが走っていた70代女性

長時間座った後、立ち上がる瞬間に「ズキッ」と痛むというお悩みで来院された70代の女性。
股関節の動きがかなり硬くなり、太ももの外側ばかりに負担がかかっている状態でした。

そこで施術では、
・股関節まわりの筋緊張をやわらげる
・太ももの外側に頼りすぎない姿勢づくりをサポート
・立ち上がる動作のクセを改善
といったアプローチを行いました。

3回目の頃から「立ち上がる時の痛みが軽くなってきた」と変化が現れ、
1ヶ月半後には「家事をしていても股関節の痛みがほとんど気にならない」と嬉しいご報告をいただきました。

ケース②:スポーツで股関節を痛めていた40代男性

趣味でテニスを続けている40代の男性。
スイング動作で身体がうまく回らず、股関節の前側に負担が集中して痛みが出ていました。

施術では、
・股関節前面の張りを調整
・体幹の動きを引き出し、回旋しやすい姿勢を作る
・無理のないフォームのポイントをアドバイス
という流れでサポート。

数回の施術後、「動き出しの痛みが小さくなった」と変化を実感。
1ヶ月ほど経つ頃には「プレー中の股関節の負担がかなり減った」と喜ばれていました。

 

<変形性膝関節症で諦める必要はありません>

変形性股関節症は、適切にケアしていけば「痛みのない生活」へ戻ることは可能です
ポイントは、
・痛みを放置しない
・股関節だけでなく、身体全体のバランスを見る
・姿勢や歩き方を整える
ということです。

「足の付け根が痛んで歩くのがつらい」
「動き出しがスムーズにいかない」
「だんだん距離が歩けなくなってきた」

このような症状がある場合は、早めにケアを始めることで改善の可能性が広がります。

整体は、薬や手術だけに頼らず、自分の身体の使い方を整えるための有効な選択肢の一つです。
股関節の痛みや変形性股関節症でお悩みの方は、一度ご相談ください。